不安が少しでも軽くなるように

強迫性障害

皆さんは、ガスの元栓や鍵閉めって確認しますか?
旭だと、いつもあけっぱなしの家も結構ありますが・・・

普通は家を出る前に、ちゃんと窓閉めたかなと ひととおり確認して家を出ると思います。
でもたまに忘れていて、雨降ってるのに窓全開で 布団が濡れちゃってたりした日にゃ~もう、 朝に戻って自分をぶっ飛ばしたくなります。

こういう時、ひとり几帳面な人がいて、 「よし全部大丈夫」なんて言ってくれると 助かりますよね!(おかげでうっかりが治りませんが)

そういう几帳面な方がいるので、 世の中の秩序が成り立っていると思うのですが、 まれにその几帳面が止まらなくなる方がいます。

「ちゃんと閉めたか、2回確認している」 それはまだよいのです。でも、何度も確認したのに 家を離れると不安になり、また戻って鍵じめを確認し、 会社にも遅れてしまう、そうなったらどうでしょうか?

几帳面さは、人間が外敵から身を守るために 神様が与えてくださった能力だと思います。
でも時に、それに歯止めがかからなくなってしまう ことがあります。几帳面も程度はさまざまですが、 それによって社会生活に影響が出るようになると、 「強迫神経症」として、きちんと治療した方がよいです。

上には上がいるもので、強迫神経症の域となると 気になるものを確認し続けて夜を明かしてしまったり、 何時間も手を洗い続けて、手の皮が痛々しくなってしまったり 洋服を着ることができず、裸で動けなくなってしまう方もいます。
不安が不安を呼んで、辞めることができなくなっていくのです。

治療には、薬も使われますが(劇的に効くことも!) 基本は認知行動療法というアプローチをしていきます。
はじめは大変に思うこともありますが、 はじめの山を超えていけば、だんだん自由を取り戻せます。

そういう方は、クリニックに来るのも勇気がいるかと 思いますが、どうか一度相談に来てみて下さい。
その不安が少しでも軽くなるよう、精一杯お手伝いいたします。