爽やかな朝を迎えるために

不眠症

「眠れない・・・でも大丈夫!」(SMBCモ◯ット風に)

そう思っている方、いらっしゃらないでしょうか?

いけません。不眠は放っておいたらいけません。

不眠は、何らかの原因で体が調子を崩している状態です。
一晩眠れないのは構いません。なかなか寝付けない夜もあるでしょう。
でもそれが二晩、三晩と続くのは異常です。
不眠が続いてよいことは、なにひとつありません。

ひとことで「不眠」と言っても、種類はいろいろです。
睡眠時無呼吸症候群のように、脳の酸素が足りなくて 眠れなくなる状態もありますし、失恋とかで? 悩みが深くて眠れなくなることもあります。
睡眠で一つの本が書ける、じゃ足りなくて、 日本睡眠学会なんて4,000人くらい会員がいて 毎年学会で研究結果をやり取りしているのです。
それだけまだ分からないことも多い分野です。
まさに奥が深すぎて、眠れなくなりそう・・・

「眠れないから、お酒飲んで寝ちゃえ」
いけません!それは本当にいけません。
それを続けると、脳の中の睡眠システムが変わってしまい、 だんだんお酒がないと眠れなく、お酒があっても眠れない という体質に変わっていってしまいます。

睡眠は「リズム」です。
だから一度眠れないリズムがついてしまうと なかなか時間になっても眠れない、となってしまいます。
まずはそのリズムを取り戻すこと、 それが不眠の対策では一番大事です。

でもお薬を飲むのは怖い・・・
そう思っている方、まずは朝日を浴びましょう。
人は、朝太陽の光を浴びたあと、だいたい16時間位で 眠気が来るように体内時計ができています。
雨の日でも、朝6時なら6 時にカーテンを開けましょう。
それを毎日続けると、軽い段階であれば だんだん睡眠リズムが戻ってくるはずです。

でも、それでも無理なら、 ぜひ早いうちに専門医を受診して下さい。
不眠がガンの初期症状だったりすることもあるんです。
まずきちんと原因を調べて、治療をすることが大事です。

不眠が長引いたら、戻るはずの睡眠リズムも 戻りにくくなってしまいます。
不眠は一日一日、体に負担をかけていきます。
無理をせず必要な治療をして、もう一度眠れる状態を取り戻し、 体の健康を取り戻しましょう。

これを読んでくださっている方がもう一度、 爽やかな朝を迎えられますように!